CMP Consortium

コンソーシアムについて

コンソーシアムについて

アーティクルが含有する化学物質等の情報を適切に管理し、サプライチェーンの中で円滑に開示・伝達するための具体的な仕組みを作り、普及させることを目指します。

CMPコンソーシアムは、Chemical & circular Management Platform(以下、CMP)並びにchemSHERPAを運営し、製品に含有する化学物質情報及び資源循環情報の適正かつ効率的な管理と伝達を推進することにより、サステナブルな社会の実現に寄与することを目的とします。
アーティクルマネジメント推進協議会(JAMP:Joint Article Management Promotion-consortium)を2025年10月に改組し新組織として運営開始しました。

国際的な化学物質管理についての要求変化への的確かつ迅速な対応は、事業の維持継続性確保のために不可欠となっています。
例えば、ELV指令やRoHS指令への対応やEUのREACHでのアーティクル中のSVHC(高懸念物質)についての対応では、法令遵守の責任主体である自動車業界や電気・電子業界等ではそれぞれで調達・調査の仕組みを構築し運用しています。
業界や企業での調査要求への対応は、企業の法的責務を果たす上での必要な取り組みであり、効率的にかつ高精度に対応するためには、調査を依頼する側とそれを受ける側の双方が、アーティクルという「もの」が含有する化学物質等の情報を適切に管理し、サプライチェーンの中で円滑に開示・伝達するための標準的な共通の仕組みを普及させることが必要であると考えます。

化学物質や混合品を用いて製造されるアーティクルについては、含有する化学物質等の情報についてサプライチェーンを通じて開示·伝達する標準的な仕組みが普及すれば、既に運用されている調達·調査への活用、更には今後施行される法規制対応への負担低減や混乱防止をすることができます。
そして今後求められる循環型経済への対応においても、製品に含有される化学物質情報のサプライチェーンを通じた伝達が重要なポイントとなるので、CMPコンソーシアムへの期待はますます高まっていくと考えられます。

CMPコンソーシアムでは、これらを推進する6つの委員会と4つの分野別チームを設置し、組織の運営活動を推進していきます。